平成28年度 研修会の報告

第34回全体研修会

テ ー マ:「多職種連携で認知症のある人を支援する」

    ~その人らしく住み慣れた地域で暮らせるように~

開催日時:平成28年8月28日(日)10:30~15:10

開催場所:アイネス大会議室

内  容:認知症支援

講  演:「大分市通所型二次予防事業(元気はつらつ教室)における認知症支援」90分

講  師:長田 英一郎 氏

シンポジウム:「作業療法士が取り組むべき認知症支援とは」

コーディネーター:真田 康孝 氏(南山園)

シンポジスト  :篠原 美穂 氏(山香病院)

         浅野 なるみ 氏(別府リハビリテーションセンター)

         甲斐 公則 氏(国東市民病院)

参加者数:61名(会員58名,会員外0名,他職種1名【PT】,学生2名)

内容報告:

 今回の研修で、認知症の有無にかかわらず地域との連携を持ち、多職種と様々な角度から生活行為への支援を行うことが作業療法士の役割であることを学びました。

 午後からのシンポジウムでは、実際に地域で支援を行っている作業療法士から現場での考え方、今の展望などを聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。

 今後、作業療法士には益々、様々な形で地域への貢献が求められていきます。本研修で学んだことを今後の臨床の場で活かしつつ、地域での生活支援に貢献できる研修を開催できるようにしていきます。


        【研修風景】                   【司会をする真田氏】

地域ケア会議新規助言者研修会

開催日時:平成28年9月5日(月曜日)13:30~21:30

開催場所:大分県作業療法協会ビル 2F

内  容:①講義;「地域ケア会議において作業療法士に求められるもの」

         佐藤 暁(常務理事/井野辺病院)

     ②2事例を通した個人ワーク及びディスカッション

参加者数:8名

 昨年度に引き続き、大分県内での地域ケア会議に派遣できる人材の育成を目的に、人材育成道場Ⅲ(地域ケア会議編)の受講経験がある8名の作業療法士に対して本研修会を開催しました。今年度も上半期には52名の作業療法士を県内の市町村に地域ケア会議の助言者として派遣し、延べ126回の助言を行ってきました。市町村によっては、障がい者や生活困窮者を対象とした困難事例への助言や医師が参加する地域ケア会議も開始され、作業療法士に求められる資質も高まっています。

 本研修会では、今年度の下半期から来年度にかけて助言者として新規に派遣する作業療法士に対して、はじめに助言のポイントや作業療法士に求められている役割を中心に実践的な講義が行われました。その後、2事例(生活不活発モデル・進行性疾患モデル)の模擬事例を通して、個人ワークで質問や助言の内容を考えながら、模擬的な地域ケア会議を体験してもらいました。受講生からは、限られた時間の中で生活課題を整理し助言することの難しさや作業療法士として求められる助言内容、協会代表者としての責任を実感できたとの声が聞かれました。本研修会の受講生は、2回の地域ケア会議を聴講して、当協会で開催される大分県リハ職等スキルアップ研修会等に参加して地域で求められる知識や助言方法を習得したのち、実際に助言者として派遣される予定です。

 今後は一層、2025年以降の超高齢化社会に向け、地域包括ケアシステムが推進されていきます。その中で各市町村が介護予防に対する取り組みを積極的に実施しており、作業療法士としての役割もより一層求められていることを感じています。今後も地域ケア会議助言者や地域で活躍できる作業療法士の育成に取り組んでいきたいと思います。

作業療法実践セミナーⅠ

テ ー マ:発達障がい児の就学支援とは~特別支援教育の現場へ踏み出す一歩~

開催日時:平成28年7月22日(金)19:00~21:00

開催場所:ホルトホール大分201・202会議室

内  容:発達障がいに対する社会生活場面でのOTの関わり

講  師:浅倉 恵子(どんぐりの杜クリニック)

     兒玉 敬祐(惠の聖母の家)

参加者数:38名

 作業療法実践セミナーⅠ「発達障がい児の就学支援とは~特別支援教育の現場へ踏み出す一歩~」を7月22日(金)に開催しました。

 今回の研修会では、発達障がい児の就学支援について、どんぐりの杜クリニックの浅倉氏に講義していただきました。その中で、大分県の現状や全国で活躍している作業療法士の取り組みの紹介もありました。講義に続いて、恵の聖母の家の兒玉氏に施設支援の報告をしていただきました。

 参加者の皆様から、「今後の大分県での特別支援教育を考える一歩に繋がった。」「是非、協力したい。」などの言葉を聞くことができました。

 今後も皆さまのスキルアップができるような研修を企画していきたいと思います。


【講義をする浅倉氏】

人材育成道場Ⅲ(地域ケア会議助言者編)

開催日時:平成28年6月19日(日曜日)10:00~16:00

開催場所:大分県作業療法協会ビル

内  容:①地域ケア会議において作業療法士が果たす役割」

       村田健太氏(湯布院病院/地域研修部部長)

     ②「グループディスカッション(事例を通して)」

       佐藤 暁氏(井野辺病院/常務理事)

参加者数:9名

今年度も地域ケア会議に派遣する助言者の育成を行う目的で、人材育成道場Ⅲ(地域ケア会議助言者編)を開催しました。午前中は、大分県の地域ケア会議の現状と当協会のこれまでの取り組み、地域ケア会議において作業療法士が果たす役割についての講義がありました。地域ケア会議の実際の流れから助言方法についての講義は、自立支援に向けた生活課題の分析や解決方法について具体的な内容が中心でした。参加者からは、助言者として自己満足にならず、他職種に解り易い言葉で伝える力が必要と感じたとの声が聞かれました。午前の講義を受けて、午後からはグループワークで実際に助言者としての立場で質問や助言を考える場を設けました。3人1組に分かれ、事例を通しケアマネジャーへの質問や助言内容、各事業所スタッフへの助言を参加者に考えてもらいました。このグループワークを通して、地域ケア会議では、作業療法士として対象者の生活課題の分析や課題解決方法等を中心として助言することが必須ですが、更には行政と地域課題についても協議する必要性があるということを学んでいただきました。また、短時間の会議の中で一番課題となっている生活課題に焦点を当てて助言する難しさと重要性も学んでいただきました。今後も地域ケア会議の新たな助言者育成の研修会として当事業の運営を進めていきたいと思います。

〈講義の様子〉

 

〈グループワークの様子〉


自立支援ヘルパー育成のための講師養成研修会

開催日時:平成28年5月8日(日曜日)13:00~16:30

開催場所:ホルトホール大分 202会議室

内  容:①講義「生活機能評価 ADL/IADLのアセスメント 生活機能向上支援プログラムと評価」

                    甲斐裕介氏(デイサービスセンター楽)

               ②講義「自立支援ヘルパー実務マニュアルを活用した実地研修の報告」

                    入口晴香氏(デイサービスセンター楽)

参加者数:31名

昨年度、当協会と関連団体で「自立支援ヘルパー実務マニュアル」を作成し、訪問系サービスを有する各施設に配布しました。それに伴い、今年度より県内の12地区に自立支援できるヘルパーを育成するため講師を派遣することとなりました。講師は4/6に行われた「人材育成道場Ⅰ自立支援ヘルパー育成のための講師養成編」で育成し、派遣調整を行いました。本研修では、次の講師の養成や臨床現場でヘルパーを育成できる作業療法士を養成することを目的に開催されました。研修会は講師2名より、自立支援ヘルパー実務マニュアルをもとに生活機能の評価やアプローチについてヘルパーが取り組むための具体的な方法の講義があり、参加者もヘルパーの育成の必要性や具体的な方法を学んでいました。グループワークでは、本研修を受けて「作業療法士として何をすべきか」をテーマに明日から作業療法士の専門性をどう生かしていくかを話し合う場となりました。話し合いは40分程度で5グループより発表を行いました。発表の中では、”伝える力、繋ぐこと”の必要性を多くのグループが感じており、明日から何をすべきかという具体的な行動目標を考えるきっかけになった様子でした。今後も地域研修部として、対象者に対して直接的・間接的な自立支援が行えるように研修会のテーマや内容を考えながら事業の運営を進めていきたいと思います。

〈講義の様子〉

〈グループワークの様子〉


人材育成道場Ⅰ(自立支援ヘルパー育成のための講師編)

開催日時:平成28年4月6日(水曜日)19:00~21:00
開催場所:デイサービスセンター楽 二目川センター 研修室
内  容:①講義「ADL・IADLのアセスメントと生活機能向上支援プログラム」
      佐藤 孝臣氏(大分県作業療法協会副会長/株式会社ライフリーデイサービスセンター楽)
      入口 晴香氏(株式会社ライフリーデイサービスセンター楽)
          ②講義「自助具・環境調整/うつ・認知症に関する知識」
      佐藤 友美(大分県作業療法協会総務部長/湯布院病院)
参加者数:11名

地域包括ケアシステムの構築に向けて、対象者が充実した地域生活を送ることができる基盤作りが求められている中、昨年度大分県では市町村における効果的な介護予防事業を推進するため、訪問サービス事業所にて活用できる「自立支援ヘルパー実務マニュアル」を作成しました。そして、平成28年度は、事業所サービスの質の向上を図るため、このマニュアルを活用した「訪問型サービス事業所実践力向上研修」を開催し、自立支援型ケアマネジメント及びサービス提供を推進していく予定です。

そこで、当協会においても当該研修会の講師やヘルパーを育成できる人材の養成を行うことを目的に本事業を開催しました。協会の役員推薦を受けた11名の受講生を対象に ADL・IADLや自助具・環境調整、うつ・認知症に関する知識について講義を実施しました。講義を受けた参加者からは、自立支援に向けた生活の課題分析や他職種向けのプレゼンテーションの難しさなど、地域で求められる作業療法を実感できたとの声が聞かれました。

今後、2025年以降の超高齢社会に向け、地域包括ケアシステムの構築が求められています。その中で各市町村も人材育成を積極的に実施しており、地域で求められる作業療法士の役割の重要性を一層感じています。

今後も自立支援ヘルパーの育成を推進していきたいと思います。

豊後路(会員・作業療法士向け情報)



お問い合わせ

公益社団法人 大分県作業療法協会
〒870-0038
大分県大分市西春日町3−2

097-547-8662
メールでのお問い合わせ 会員専用のお問い合わせ
協会ビル

めじろん元気アップ体操

 「めじろん元気アップ体操」は、元気な高齢者はさらにいきいきと!介護が必要になった方も再び元気になって自分らしい人生を送れることを目的に、大分県にて作成した筋力アップ効果の高い介護予防体操です。

広報誌「伝」
関連団体 日本作業療法士協会 日本作業療法士連盟 大分県作業療法士連盟 大分県スポーツ学会 九州合同学会 九州先端リハ